今朝TVをつけたら、民報はどこも、
某歌舞伎役者の婚約ばっかり。
半ばうんざりしつつチャンネルをまわしていると、
~NHK映像ファイル あの人に会いたい -~
BSのたった10分間の番組で、ふと手がとまった。
見るからに切れ者って感じのおじいちゃん。
几帳面そうで、確かな存在感があり、
小さな経営、人生の考え方を話している。
見進めていくと、
その老紳士の正体がわかった。
かの松下幸之助氏である。
1980年代に彼が語った言葉↓
「これからの時代は、更に混迷したものになる。
高度経済成長は、外国の力のおかげだ。
外国の産物に懸命で、日本人は心を失っていることに、
今さらながら気付く必要がある。
つまり、精神的な敗戦を、ここに来て迎えたのだ。
古きよき心があるとすれば、それを取り戻すために、
今こそ追い求めていかねばならん』
20年以上も前のものとは思えない。
今聞いても、しっくり来る言葉ばかりだった。
素晴らしい経営者とは、やはり先の世を読めるのだなぁ。
精神的に余裕が感じられにくい現代、
どうしても『今』に執着してしまいがちではないだろうか。
未熟なわたしは、
将来を冷静に考えてるつもりでも、
どうしても日常で焦って行動が伴わない。
結果が、『目先』にとらわれてしまう。
この高速に変化する中でも、
過去、現在、未来の3点を、
自分として、
いつも考えていかねばな。
見る目、考えて判断する頭、動ける体を、
大事なものを守るために鍛えていきたい。
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